当院のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
ライフ鍼灸整骨院は、施術から受付、ご相談への対応まで、基本的に私一人で行っています。
初めて来院される方にとって、「どんな人が身体を見てくれるのか」「どのような考えで施術をしているのか」は、気になるところだと思います。
このページでは、私のこれまでの歩みと、施術に対する考え方について紹介いたします。
生まれ育った枚方で、身体に向き合う仕事をしています
私は、生まれも育ちも枚方市です。
子どもの頃は、家の中でじっとしているよりも、外に出て動き回ることが多い子どもでした。近所を自転車で走り回ったり、帰る時間を忘れて母に叱られたりしたこともあります。
今思えば少し危なっかしいところもありましたが、自分の足で動き、見たことのない場所や景色に触れることが好きだったのだと思います。
その頃は、まさか自分が将来、同じ枚方で身体に関わる仕事をするとは思っていませんでした。
けれど今振り返ると、人が動くこと、歩くこと、外へ出ること、日常の中で自由に過ごせることの大切さは、子どもの頃の自分にも自然とあったのかもしれません。
今、当院に来られる方にも、それぞれの日常があります。
仕事、家事、買い物、散歩、趣味、家族との時間。身体の不調は、単に身体だけの問題ではなく、その方の生活そのものに関わってきます。
だからこそ私は、症状だけを見るのではなく、その方が普段どのように過ごし、何に困っていて、これからどうなりたいのかまで大切にしたいと考えています。
高槻の鍼灸整骨院で、身体を見る基礎を学びました
この仕事に就いてからは、高槻の鍼灸整骨院で修業し、身体の見方や施術の基本、患者様との向き合い方を学んできました。
当時は、目の前の不調を少しでも楽にすること、身体の状態を正しく確認すること、施術者として必要な技術を身につけることに必死でした。
日々の現場では、身体を痛めた方、動作に不安がある方、日常生活の中で身体の使いにくさを感じている方など、さまざまな方と向き合いました。
そこで感じたのは、同じような身体の不調に見えても、困っている内容は一人ひとり違うということです。
仕事中の姿勢がつらい方。
家事の動作に不安がある方。
朝の動き出しに不安を感じている方。
趣味や外出を控えるようになった方。
その経験を重ねる中で、同じような症状でも、困っていることや生活への影響は一人ひとり違うことを学びました。
訪問マッサージ・機能訓練で、生活を見る視点が深まりました
その後、訪問マッサージや機能訓練にも携わるようになりました。
訪問の現場では、施術室の中だけでは見えないことを多く学びました。
立ち上がる。
歩く。
移動する。
姿勢を保つ。
自宅の中で安全に過ごす。
こうした一つひとつの動作は、日々の生活に直結しています。
身体の状態が変わることで、歩き出しが少し楽になることがあります。立ち上がる時の不安が減ることがあります。家の中での移動がしやすくなり、外に出ようという気持ちが少し戻ることもあります。
その姿を見てきたことで、施術は単に不調を軽くするためだけのものではなく、その方が望む生活に近づくための手段でもあると考えるようになりました。
今でもその考え方は、当院の施術の土台になっています。
私が「症状だけ」を見ない理由
「いろいろな治療や施術を受けてきたけれど、なかなか良くならない」
「検査では大きな問題はないと言われたけれど、痛みが続いている」
「自分でも、なぜこんなに長く症状が続いているのか分からない」
当院には、そうした悩みを抱えて来院される方が少なくありません。
なかなか良くならない方に、共通して感じてきたこと
長年、さまざまな患者さんと向き合ってきた中で、私が何度も感じてきたことがあります。
それは、なかなか良くならずに当院へ来られる方ほど、「これまで自分の話を十分に聞いてもらえなかった」と感じていることが多いということです。
もちろん、痛む場所を確認することも、関節や筋肉の状態を調べることも、必要な検査を行うことも大切です。
しかし、そうした方々のお話をじっくり伺っているうちに、私は次第に、一つの症状や一つの検査結果だけから、その人の状態を捉えることには限界があるのではないかと考えるようになりました。
同じ腰痛でも、その方によって背景は違います。
普段どのような仕事をしているのか。
一日の中でどんな姿勢で過ごすことが多いのか。
どのような動作を繰り返しているのか。
いつ頃から症状が始まり、それまでにどのような経過をたどってきたのか。
睡眠や休養は十分にとれているのか。
食事を含めた生活のリズムはどうなのか。
仕事や家庭で大きな負担やストレスが続いていないか。
そして、実際に身体を動かした時に、どのような動き方をしているのか。
身体の状態と日々の生活を切り離さず、一人の人として全体を見ていくことが大切なのではないか。
長年患者さんと向き合う中で、私はそう考えるようになりました。
話を聞くことも、大切な評価の一つだと考えています
そのため私は、施術を始める前の「話を聞く時間」をとても大切にしています。
問診というと、
「どこが痛いですか」
「いつから痛いですか」
「何をすると痛いですか」
といった症状についての質問をイメージされるかもしれません。
もちろん、そうしたことも確認します。
しかし、私が知りたいのはそれだけではありません。
症状が始まった頃に、生活に何か変化はなかったのか。
仕事の日と休みの日では症状に違いがあるのか。
朝と夜ではどう違うのか。
何をするとつらくなり、どのような時には楽なのか。
睡眠や生活のリズムに変化はないのか。
その症状によって、日常生活の中で何を我慢するようになったのか。
一見すると現在の痛みとは直接関係がないように思えることまで、お聞きする場合があります。
すべての方に長時間の問診が必要なわけではありません。
一方で、何年も症状を繰り返していたり、さまざまな治療や施術を受けても思うような変化がなかったり、ご本人にも症状が始まった経緯がよく分からなかったりする場合には、必要に応じて問診だけで30分以上お話を伺うこともあります。
長く話すこと自体が目的なのではありません。
患者さんのお話そのものが、その方の状態を理解するための大切な情報だと考えているからです。
話を聞いただけで「ここが原因だ」と決めるわけでもありません。
お話を伺いながら、
「この方の身体を、どのような視点から見る必要があるのか」
「どんな姿勢や動きを実際に確認した方がよいのか」
と、身体を見るための方向性を考えていきます。
慢性的な痛みは、一つの要因だけで捉えないことも大切です
慢性的な痛みについては、筋肉や関節など身体そのものの状態だけではなく、心理的な状態や生活環境、社会的な背景なども含めて、多面的に捉える考え方があります。
いわゆる「生物・心理・社会モデル」という考え方です。
これは、
「この筋肉が硬いから痛い」
「ストレスがあるから痛い」
「生活習慣が悪いから痛い」
というように、どれか一つを原因として決めるという意味ではありません。
身体の状態。
これまでの経過。
日常生活での身体の使い方。
睡眠や休養。
食事を含めた生活のリズム。
仕事や家庭などで抱えている負担。
こうしたさまざまな要素を含めて、その方の状態を考えていくということです。
私が長年患者さんと向き合う中で感じてきた、「身体の一部分だけを見ていては分からないことがある」という実感とも、重なる部分があると感じています。
東洋医学にも「一つの情報だけで判断しない」という考え方があります
私がこうした見方を大切にしている背景には、東洋医学から学んだこともあります。
四診 ― 見る・聞く・尋ねる・触れる
東洋医学には古くから、望診・聞診・問診・切診という「四診」があります。
望診では、姿勢や表情、身体の様子などを目で見ます。
聞診では、声の調子や呼吸などから状態を感じ取ります。
問診では、現在の症状だけでなく、これまでの経過や体調、生活について詳しくお話を伺います。
切診では、実際に身体に触れて状態を確認します。
私が四診の考え方から大切にしているのは、一つの情報だけでその人の状態を決めつけないことです。
見る。
聞く。
尋ねる。
触れる。
それぞれから得られた情報を合わせながら、その方の状態を考えていく。
この考え方は、現在の私が患者さんを見る時にもつながっています。
また東洋医学には、日々の暮らしを整える「養生」という考え方があり、その中には食事を大切にする「食養生」という考え方もあります。
私は、食事だけで身体の不調を説明したり、「これを食べれば良くなる」と考えたりしているわけではありません。
ただ、食べること、眠ること、身体を動かすこと、休むことは、すべて毎日の生活をつくっているものです。
そのため食事についても、必要に応じてその方の生活を知る一つの要素として捉えています。
東洋医学の考え方だけでなく、実際の身体と動きも確認します
もちろん、私は東洋医学的な考え方だけで身体を見ているわけではありません。
実際には、解剖学や運動学などをもとに、関節の動き、筋肉の緊張、神経の反応、姿勢などを確認します。
そして、私が特に大切にしているのが、患者さんに実際に動いてもらうことです。
立ち上がる。
歩く。
前にかがむ。
身体を反らす。
振り向く。
腕を上げる。
その方が実際に困っている動きをしていただき、身体全体がどのように動いているのかを確認します。
人の身体は、一つの筋肉や一つの関節だけで動いているわけではありません。
例えば椅子から立ち上がるだけでも、足首、膝、股関節、骨盤、背骨など、さまざまな部分が連動して動いています。
その中のどこかが十分に動かなければ、別の場所がその動きを補うことがあります。その結果として、特定の場所に負担が集まることもあります。
だから私は、「どこが痛いのか」だけではなく、「身体全体がどのように動いているのか」を見ることを大切にしています。
そして、問診で伺った内容と、実際に見た身体の状態や動きを照らし合わせていきます。
話を聞いて考えたことと、実際の身体の状態が違っていれば、考え直します。
最初から一つの原因を決め、その答えに患者さんの身体を当てはめるのではなく、話・身体・動きから得られた情報を合わせながら考えていく。
それが、一人ひとりの状態を見るうえで大切だと考えています。
「症状」だけではなく、その人を見る
だから私は、症状や検査結果だけを見て、その方の状態を決めることはしたくありません。
話を聞く。
これまでの経過を知る。
日々の生活を知る。
身体を見る。
身体に触れる。
実際に動いてもらう。
どれか一つだけを答えにするのではなく、それぞれから得られた情報を合わせながら、一人ひとりの状態を考えていく。
そして、その方が今何に困り、これからどうなりたいのかまで知る。
「症状」だけではなく、その症状を抱えて生活している「その人」を見る。
それが、長年患者さんと向き合う中で、私が大切にするようになった施術の考え方です。
あなたにとってのゴールを一緒に考えます
痛みやしびれを軽くすることはもちろん大切です。
しかし私が目指しているのは、その先にある「やりたいこと」や「送りたい生活」に近づいていただくことです。
当院では、「どこがつらいのか」だけでなく、「何に困っているのか」「どうなりたいのか」までお話を伺います。
身体の状態を丁寧に確認し、あなたにとって必要なことを一緒に考えながらサポートしていきます。
はじめての方も、どうぞお気軽にご相談ください。
